第374回:新人ドライバーのためにヒヤリハットを集める

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第374回:新人ドライバーのためにヒヤリハットを集める

2016年12月19日

 ハインリッヒの法則をご存知でしょうか? ハインリッヒの法則とは一つの重大事故には、29の軽微な事故が潜んでおり、その軽微な事故には300のヒヤリハットが潜んでいるという法則です。1(重大事故):29(軽微な事故):300(ヒヤリハット)、よって300のヒヤリハットをなくすことが、軽微な事故の減少につながり、しいては、重大な事故発生を未然に防ぐことができるということで、ドライバーからヒヤリハットを報告させることが重要だと言われています。


 また、ヒヤリハットを集めることは、新人ドライバーにとって、非常に有効になります。なぜなら、ヒヤリハットに対する感度が経験によって異なるからです。新人ドライバーはヒヤリハットすることに対する感度がベテランドライバーより低いのは容易に想像できるでしょう。そのために、事故を未然に防ぐことができず、事故が起きてしまうのです。多くの企業で事故の分析をすると、事故を起こすドライバーの過半数が入社1年未満のドライバーです。よって、ベテランドライバーが感じるヒヤリハットを新人ドライバーに共有させることで、新人のヒヤリハットの感度を高め、事故を未然に防ぐことができます。そして、ヒヤリハットは新人教育のためにレポートに落とし込むことが必要でしょう。


 ベテランドライバーからのヒヤリハットを吸い上げ、新人ドライバーに展開する仕組みを自社内でぜひ構築してください。


(船井総合研究所・高橋竜二)


☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net


※記事は16年11月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

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船井総研:地域一番物流企業のつくり方 本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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