物流ウィークリーヘッドライン
自己破産を余儀なくされた家庭の生活はみじめなものです。私たち一家はまさにそのみじめのなかにありました。そんなある日、野口会長から宅急便が届きました。中身は新米でした。ちょうど主人の失業保険が切れ、蓄えもなく苦しんでいたときでしたので、主人も私も涙、涙で言葉になりませんでした。そのときのお米のありがたさは、一生忘れられません。
また別の日、お金もなく夕食を何にしようかと考えあぐねていたところへ、会長の奥さまから生みたての卵がたくさん届きました。これも涙ながらに、卵かけごはんを何杯もおかわりしました。こうして会長ご夫妻はじめ、八起会会員のみなさんに支えていただいたおかげで、1年2ヶ月ぶりに主人の仕事が決まりました。そのときはうれしくてうれしくて、主人と手を取り合って喜びました。
これだけ苦労をさせられながらも、主人についてきたのはなんだったのかと考えてみると、主人の裏表のない人柄に尽きます。どうしてこんなにお人好しなのかしらと思うこともたびたびです。でも、反省もいっぱいあります。そんな主人のペースに乗せられ、きちんと管理できなかったこと。なんと思われようと、疑問に思ったことをとことん話し合わなかったこと。夫婦といえども同調せず、主人がお人好しなら私がしっかりしなければいけなかったこと。反省ばかりです。
でも、おかげさまで他人の痛みをわが身におきかえて考えられるようになりました。現在、新しい生活に移って11年です。その間に2人の娘は結婚し、いまは孫が3人です。主人はいまも元気に働いています。私たちは会長ご夫妻をはじめ、八起会のみなさんに助けていただいたことを胸に刻み、これからも八起会会員として人生を送って参りたいと思います。