物流ウィークリーヘッドライン
倒産を経験して、私の経営理念はすっかり変わりました。目下、経営は順調ですが、それでも息子たちにいつも言っている5カ条があります。
一、二度と借金はしない。絶対に赤字を出さない。絶対に利益の出る経営に徹する。赤字で運転資金が必要になったら、すぐに会社をたたむ。
二、絶対に約束手形を発行しない。支払いは回し手形で行う。仕入先に支払う金が足りなくなったら、頭を下げて待ってもらうか、仕入れるときにあらかじめ、支払いが遅れたときの交渉をしておく。
三、経済環境の変化により、事業の縮小、リストラが必要になったら、即実行する。
四、設備投資は自己資金をためてから行う。できるだけ償却資産をなくす。
五、役員報酬は必要最低限とし、上手に内部留保を高め、力をつける。
以上の五点を息子たちに強調しています。銀行は本当に苦しいときに助けてくれません。よく、経営者は上手に銀行とつき合わなければならないと言いますが、私はそうは思いません。会社の経営がよくなれば、黙っていても銀行のほうから足を向けてきます。銀行に頼らなくてもいい経営に徹しなければならないと思います。
ここまでくるのに、多くの方々に迷惑をかけました。今日、ここでお話しをする原稿を書きながら、辛い、思い出したくない過去を昨日のように思い出しました。それと同時に、15年前のあの辛い体験を忘れかけていることにも気付きました。2度と繰り返してはならないと、再度自分に言い聞かせる機会ともなりました。
最後になりますが、私は野口会長と八起会のおかげで倒産を乗り越えることができました。本当にありがとうございました。