物流ウィークリーヘッドライン
前回は倒産の原因ワースト第7位まで紹介した。以下、Eさんが社長を採点した手紙の中身を続けよう。
ワースト第6位・・・家庭不和・同族経営の弊害→50%合致
社長には2人の妹がいるが非常に不和。親の1周忌法要にも彼女たちを呼ばなかった。夫婦仲は円満、というよりいささか恐妻家。飲む、打つ、買うはなし。
毎日、午前11時半から午後1時半まで自宅で昼食、休憩。1日に3─5回も自宅(会社の隣にある)に出入りする。3キロほど離れたメーン工場に顔を出すのは2、3か月に1度程度。
第5位・・・新製品の欠如・技術開発の遅れ→90%合致
加工・組み立てがメーンなので自社製品はなし。ただし、将来のためにということで技術者を採用し、開発担当部を設置したが、その目的や方針が明確でないため、成果は上がっていない。社長は担当部長を陰でののしるばかり。顔を出すのも新年のセレモニーのときだけ。私がたまに「ちょっと寄ってみますか」と誘っても、答えはいつも「いいーっ」。
第4位・・・業界情報の不足と環境変化への対応不備→100%合致
社長室では、もっぱらパターの練習。業界新聞や経済雑誌に目を通して勉強する姿は見たことがない。また、今回のバブル崩壊に対しても何ら前向きな対策を打ち出すことができず、苦しくなって子会社の工場を閉鎖して社員を解雇しただけ。
第3位・・・事業目的・目標・計画性の欠如→100%合致
目の前に受注があり、それが儲かるから事業を継続しているだけのこと。目的も目標も計画性もまったくなし。あえていえば、社長とその家族の繁栄が最大の目的(?)かもしれない。