物流ウィークリーヘッドライン
パナソニックシステムソリューションズジャパンは、パナソニック製セキュリティカメラシステムの販売を手がけている。現在は、高度なセキュリティを実現するものとして、従来のアナログカメラに加えて、ネットワークカメラ「i―pro(アイプロ)」の販売に注力。また、「物流センター運営の品質向上」など、セキュリティプラスアルファの目的での導入提案も進めているという。
同社物流グループソリューション2チームの荘智義主事に話を聞いた。

同社のネットワークカメラ「i―pro」の最大の特徴は「高画質」であること。「プログレッシブ方式」という画像走査方式を採用することで、「従来では識別が困難であった紙幣の種類も見分けられる」、「画像のブレが非常に少なく、動きのある被写体に強いため、ナンバープレート認識システムにも採用される」ほどの画像の鮮明さを実現している。
次に、ネットワークカメラの利点は、「回線を通じて、複数拠点を遠隔で監視できること」。これは何も、全国に物流センターを展開する大手企業だけの使われ方ではない。荘主事は、「運送会社では、高速道路などを挟んで倉庫を複数持っているというケースがある」とした上で、「数十台規模の会社で、2つの倉庫の車両置き場を一元管理したいというニーズがあった」。この会社は、車両に対するいたずらや、部品の盗難などを防ぐために、カメラの導入に踏み切ったという。
また、アナログカメラに比べて、敷設時の負担を軽減できるのもメリットで、「ケーブルの省線化により、施工費も安く抑えることができる」。また、施設内でアナログカメラとデジタルカメラが混在していても、アナログ側のレコーダーを同社のネットワーク対応型にすることで、専用ソフトウェアで一元管理が可能だ。「すでにアナログカメラを導入済みの施設でも、『さらに増強したい』というニーズに柔軟に対応できる」と、同主事はネットワークカメラへの移行の過渡期にも適した製品であることを強調する。
物流施設への導入状況について、同主事は、「貴重品や高額商品に加え、個人情報に関する書類を扱うセンターなどでも導入が増えている」と話す。

また、「1つの施設に設置するカメラの台数が増えてきている」と指摘。「たとえばトラックバースで言えば、以前なら(カメラ)1〜2台で荷捌きスペース全体が映ればそれでよかったが、いまは車両ごとにカメラを設置し、全ての積み降ろし作業を映すーーといった使い方が増えてきた」。これは、盗難防止といったセキュリティ向上を実現するのはもちろんだが、同主事は、「作業者の様子を把握することで、積み込みミスによる誤配を減らしたというご報告もある」と、輸送品質の向上につながることもアピールする。
なお、カメラもやみくもに台数を設置すれば良いのではない。「監視が必要な場所に効率よく適切に配置するには、独特のノウハウがある」。多くの物流センターへの導入実績がある同社は、「センター敷地内への人物・車両の出入りをしっかり監視できるような、適切な提案を行うことができる」と、同主事は自信を見せる。
大手企業だけでなく、中堅・中小企業からの引き合いも増えているという。同主事は、「100万円の貨物が紛失したら、100万円の賠償以上に『信頼失墜』のマイナスがある」とした上で、「録画映像を積極的に活用し、事故への備えに加えて、業務改善の戦略ツールとして、作業工程の確認や社員教育などにお使いいただいている事業者もいる。投資をプラスにとらえて、荷主獲得に向けた競争力をつけるためにも、ぜひ導入を前向きに考えていただきたい」と話す。
同社HPは、http://panasonic.co.jp/pss/pssj/
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