物流・ロジスティクス

大型車と4t車の需要拡大、トレーラは減少傾向へ

 規制緩和に伴い大型トレーラのバラ積みが基準内であれば認められることとなり、鋼材や雑貨、冷凍輸送に至るまで運送業界ではトレーラの需要が高まった。

 これまでは景気も上昇し続けてきたため、物量も大口が増加したことでトレーラの需要は伸びたが、景気低迷とともに物量は減少。さらには積み合わせによる輸送形態となっている中、大型トレーラの需要は低迷し、大型トラックでの輸送需要が増加しているようだ。

 大阪市住之江区で取扱事業を展開する事業者は「景気が好調な時期は荷主企業もチャーターでトラックを依頼してきたが、景気の低迷にともない、物量は小口化していることから数トン単位での輸送依頼になってきている。トレーラはもともと積み合わせを行う輸送をあまり好まれないことから、大型トラックによる積み合わせ輸送の需要が伸びているようだ。当社も大型トラック、4t車を中心に積み合わせを行いながら荷物の斡旋を行っている状況。今後もトレーラなどの大量輸送から、小口を中心とした大型・4tトラックによる積み合わせ輸送が主流になるのではないか」と予想する。

 インターネットなどを利用して荷物のやり取りを行う運送会社でも「トレーラなどは貸切輸送がほとんどで、大量に貨物が出ない限り需要は少ない。しかし、大型トラックや4t車などは1t単位での荷物でも求める事業者も多く、小回りが利く分、大型車や4t車の需要が多いようだ。景気低迷や輸送形態の変化で、大型トレーラの需要が急速に減少してきたものと思われる。数年前までは大型トレーラによる輸送も行ってきたが、荷物の減少により大型トラック、中型車、4t車が現在はメーン。トレーラ輸送については他社を傭車に使用して対応している」と語っている。

 また、取扱専門業者によれば「トレーラのドライバーはプライドも高く職人的な人材が多いことから、積み合わせなどの細かな輸送を嫌がる傾向が見られる。積み合わせを苦にしない大型トラックや4㌧車のドライバーが扱いやすさを理由に需要が増えている」と話している。

 環境問題や道路事情、人材教育、物量事情などから貨物輸送は大型トラックや4t車に需要が集まってきている。

2009年9月 4日

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