物流・ロジスティクス

【コラム:清長3】「物流品質管理(改善)活動のステップ」
問題解決型 物流品質管理活動ステップ

 第3回目は、「物流品質管理(改善)活動ステップ」についてお話させて頂ければと思います。

品質管理(ひんしつかんり、QC、Quality Control)とは、顧客に提供する商品及び"サービス"の品質を向上を図るための、企業の一連の活動体系です。

物流品質管理活動(物流QC)とは、同じ職場内で物流品質管理活動を自主的に行う小グループのことで、全社的品質管理活動の一環として自己啓発、相互啓発を行い、QC手法を活用して職場の管理、改善を継続的に全員参加で行うものです。

簡単に言うと、社内の改善小集団のことを指し、改善チームのメンバーはそれぞれ役割分担し、自主的に問題点の発見、改善案の提示を行います。

また、言葉が少し悪いかもしれませんが、手馴れた仕事や楽を続けたいと考えるている現場の人に対して、現状打破の"前向きな姿勢"を目指すことも可能とする活動です。

seicyohonda.jpg

簡単に言うと、社内の改善小集団のことを指し、改善チームのメンバーはそれぞれ役割分担し、自主的に問題点の発見、改善案の提示を行います。

また、言葉が少し悪いかもしれませんが、手馴れた仕事や楽を続けたいと考えるている現場の人に対して、現状打破の"前向きな姿勢"を目指すことも可能とする活動です。

■問題解決型 物流品質管理活動ステップ

 問題解決とは、問題(現状とあるべき姿とのギャップ)の事実をつかみ、その原因を追求して、再発防止の対策をとることです。

1.テーマの選定

問題点をつかみ、改善に取り組むテーマを決める。
一般的には、「どの工程、製品、地域等における、特性値を、低減や短縮」』のような形をとる。

2.現状の把握と目標の設定

何をどの程度改善すればよいのか、対象となる特性値を決める。
特性値とは、結果・要因・状態を数値であらわせるものをいう。

次の3点を明確にする必要があります。
・管理特性(数値化できる特性値)
・目標値(現状の特性値と改善後の特性値の目標値)
・期限

3.活動計画の策定

日程を決め、データを収集、要因の解析、対策の実施など、役割分担を決める。
活動計画をガントチャートを使って計画書を作るのが一般的である。

4.要因の解析

問題解決でもっとも重要な点である。
問題に影響を及ぼしている要因を見つけることである。

5.対策検討・実施

原因に対する対策案を考え、実行する。一般的には、下記のような手順をとります。

(1)特性と要因との関係を特性要因図に整理する。

 ブレーン・ストーミング、KJ法、MN法等により、多数の意見を集め、特性要因図に仕立てる。

(2)特性と要因との関係をQC手法を用いて解析する。

 特性要因図で、目標とする特性値と関係の強いと思われる要因を洗い出す。 要因によって層別に分けた時、それぞれの特性値に差があるかを実証する。

(3)解析結果をまとめる

(4)対策項目を決める

6.効果の確認

対策の結果を、先に決めた特性値についてデータをとり確認する。
その結果を目標値と比較して、達成度を評価し、不十分な場合は更に新たな対策を検討する。

7.標準化・管理の定着

効果のあった対策案を標準化し、再発を防止する。

8.次の計画への反映

企業戦略は、戦略に合わせて企業能力を"高めていく"のが"あるべき姿"です。

物流会社でも、物流品質の管理・改善は、企業において最も重要な事項のひとつであることに変わりありません。

この活動が、企業の体質改善・発展に寄与する人材育成、職場活性化の重要な"活動"として位置付けられると考えております。

株式会社 清長 http://www.seicho-inc.jp/
ロジスティクス経営士
経営ソリューション部 部長
本多 正史
(ロジスティクス全体最適化のスペシャリスト)

大手小売会社にて、物流企画、物流センターの立ち上げなど、
業務を一から作り上げ軌道に乗せる業務を複数経験。
同社退社後、その経験・知識を活かし、大手運送会社の3PL部にて、
営業管理責任者、統括副責任者を歴任。
物流プランナーとして常時100社を超える顧客への、
3PL提案・物流システム構築・業務改善など、幅広く物流業務に携わり、
業務プロセス改善、物流再構築などに従事。
その後、戦略系コンサルティング会社にて、
戦略の立案・策定、資金調達等の業務に従事する。
その他、大手通販会社、リアル店舗を多数有するコスメ・健康食品会社等、
物流センター再構築プロジェクトなどに多数参画。
現在は、清長にて経営と現場の2つの領域から、全体最適支援を行っている。

コンサルティングテーマは、
「「経営」と「現場」両方の視点から支援するロジスティクス構築」

取得資格:ロジスティクス経営士(Certified Logistics Senior Master)
     物流技術管理士

<前回までのコラム>

「【ロジスティクス改革】成功の要件(2)」
「【ロジスティクス改革】成功の要件(1)」

2010年7月30日

POT Voice 販売パートナー募集

用途に合わせて選べるハンディ
物流ウィークリー その他関連記事
住友電工システムソリューション株式会社

物流・ロジスティクス業界転職情報

ドライバー募集ナビ求人情報