物流ウィークリーヘッドライン
業界新聞では先行きが暗い話ばかりが取り上げられ、口を開けばこんな商売やっていられない、という話ばかりをよく見かける。しかし、実は結構儲かっている会社も多い。
儲かっている会社の社長に言わせれば、儲からないのは、考えないで商売しているからだ、という、至極全うな話を聞くことができる。
儲かっている会社の特長は、次の5点である。
(1)むやみに大きくない。1営業所50台程度を管理して、これが4〜5拠点程度である。
(2)原価が明確で、資産を持つことをためらわない。自分たちが請けている仕事の「相場」を熟知しており、儲かる、とわかれば、倉庫やマテハンなどの資産投資も躊躇しない。
(3)エリアに強く、土地勘、業種ごとの状況を熟知している。このため、荷主の評判も詳しく、地場の相場もわかることから、赤字になる仕事の請け方はしない。
(4)仕事は「線」でとる。よく業界内では「行って来い」とか、「ラウンド」などというが、往復できちんと荷物がある仕事を取る。線にならない場合は同業者と組んで線にする。線にする、という仕組みづくりで儲けるから、協力先企業との連携も太い。
また、線で仕事を取るために、拠点の機能を大変重視しており、自社が在庫拠点、あるいはクロスドックの拠点であることに強くこだわる。
(5)顧客本位であるが「お客様は神様です」とは思わない。お客様は神様、と思った時点で、すでに従属しているそうである。お金がほしいだけなら神様扱いでいいが、線で業務を受託した時点で、完全に運命共同体になる。従業員の生活が荷主の業容にぴったり呼応した状態になる。そんな仕事を、上下の話で考えるような仕事であれば請けない、と明確だ。
これらは世に出回る経営指南書から見ればまるっきり逆のこともあるが、別に儲かる企業が「逆張りの経営」をしているとは思わない。
地方に行けば、物流業に限らず、皆がまず自分たちで出来ることは何か、ということを考えて、資産を持ち、従業員の生活を考えて仕事をしている。ネットワークとかアウトソーシングとか、よく見えないものを頼ってはなから仕事を組み立てることはしない。
その意味では、まっとうな経営思考を持つ会社が儲かっている、ということなのだろう。
株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ
http://www.logi-sp.com
専務取締役 中根 治
「1ランク上の物流へ」をコンセプトに、交渉によるコスト削減一辺倒の日本の物流を変えるべく、現場出身の経験豊富なメンバーが日夜改善活動に主体的に取り組み、「儲かる物流」実現のサポートを行う。
また、日本の物流の実態を正確に掴むため、業界専門誌と連携しトラック実勢運賃調査、物流現場生産性調査など、現場の生の情報を発信し続けている。
現在、これらの情報をより現場で働く人にダイレクトに届けるために、物流情報ポータルサイト「物流解決ねっと」を運営、より多くの現場で働く人、物流で悩みを抱える人や企業のパートナーとなるべく活動を続けている。
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