物流ウィークリーヘッドライン
【埼玉】「荷動きは極めて緩慢。倉庫は埋まっているが、少し入って少し出るという感じだ」と語るのは王子物流東日本事業本部・埼玉支店長の北村達也氏。印刷紙類の取り扱いがメーンだが、「今までの選挙の時と比べ、今回は紙の需要があまり増えなかった。PRの手法が様々に増えたことや、リサイクル紙を使うなどのエコ化もあるのだろう。残念だがカンフル剤とまではならなかった」という。
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北村支店長
北村支店長は物流現場の状況として、「印刷技術が上がり、印刷用ロール紙などは以前より薄く軽くなってきている。その分、運賃に影響するので余分に積みたいところだが、もう1本積むほど空きがなく、結局は積載率が落ちるだけの状態」。
また、「コンプライアンスの重視で、積載量などもコンピューターで管理しているため、たとえ1kgでも計算上で過積載になれば伝票が打ち出されず、出荷できないシステムになっている。以前は20t車にロール紙を20本積むと100kgくらいオーバーすることがあった。しかし今は19本しか積めないので、残り1本のために別の便をたてるか等を考え、効率化が進まない」と説明。
物流を効率化するには「関係業界が考え方を切り替えて新しい発想をしていかなくては実際困難。たとえばトラックの車体。ロール紙20本で重量オーバーになるなら車両自体を飛行機と同じようにジュラルミン製にして強くて軽くするとか。値段は相当高くはなるが、ロール紙1本のために別便を使うことで1日に複数回転させる、週や月、年単位で計算し、原価償却を10年として考えたらどうなるか。ロングスパンで考える必要がある」と語る。
さらに高速道路の無料化についても「一定速度で走れる高速道路は、燃費もよく事故も起こりにくい。極端にいえば、トラックは基本的に高速道路、一般車は一般道路と分かれれば、街中での事故もなくなり、物流もスムーズになるのでは」と述べる。
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