物流マンのための物流用語集

プログレスレーン方式 【 ぷろぐれすれーんほうしき 】

自動車メーカーのトヨタが、有名なジャストインタイム(JIT)納品方式を改良する形で考案したメーカー物流モデル。

同方式は、組立工場に近接する物流施設(工場の至近にあるため、門前倉庫などと呼ばれる)まで、部品を経済ロット単位で運んでおき、組立工場での生産状況に応じて同施設から輸送を行う。 これにより、組立工場では、部品工場の状況に関係なく一定量の在庫を自社在庫としてではなく確保できるようになる。一方、物流事業者にとっては長距離輸送の減少、一回に運ぶ量の増加=積載効率の向上によるガソリン使用および CO2 排出の削減が可能となる。 また、組立工場近接の物流施設の保持を強みに、安定的な受注確保も期待できる。

本方式は2007年7月に発生した新潟県中越沖地震で部品メーカーが被災した際、トヨタをはじめ多くの自動車メーカーが 手持ち在庫の不足から操業停止を余儀なくされた。 また、部品工場から組立工場への「必要のつど」の長距離・多頻度・少量輸送は、二酸化炭素(CO2)排出の点から問題があるといえる。 物流事業者にとっても、ガソリン価格高騰のなかで長距離・多頻度・少量輸送は大きな負担となる。

プログレスレーン方式はこれらの経緯から開発された。(Progress-Lane system)


【提供元:物流解決ねっと

 
 
 

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