自主的・自発的なモチベーション(動機付け)に勝るエネルギーは
ありません。
躍進する運送会社、富士運輸の要職は、立候補制で決まります。
「上司の好き嫌いではなく、やりたい人にさせる」というのが、同社
社長の松岡弘晃氏の考え方だからです。
つまり、その人の仕事振りやスタンス、能力などを考慮して選ぶの
ではなく、自主性を大切にするということです。
例えば、ある社員は、ドライバーだったときには、決して高評価では
なく、むしろ問題児でした。
しかし、立候補によって配車係になり、今は大活躍しているそうです。
おそらく、当時の配車に対する不満点を正す気持ちだったのでしょう。
同社には、このような例が、他にもたくさんあるようです。
船井総研創業者の船井幸雄は、自主的に取り組んだときは、ただ指示
されてやったときの1.6の2乗倍(=2.56倍)のモチベーションが
生まれると説いています。
やりたい人にさせる立候補制は、本質を突いた人材登用法です。
・関連セミナー→ http://www.ecologi.net/seminar/outside/120509.html
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採用面接にあたって、履歴書や職務経歴書は、事前には、あまり
視ない方がよいと、私は考えています。
なぜなら、職歴に意識が引っ張られて、眼が曇ってしまう危険性が
あるからです。
特に、人手が不足しており、多忙を極めているときは、要注意です。
普段以上に、同じ業界の経験者が、キラキラ光って見えるものです。
第一、過去の功績なんて、検証するのが難しいものです。
職務経歴書は、アテになりません。
たとえ真実が記載されてあるとしても、それらは、過去のことです。
私は、採用面接の際には、まずは先入観を持たずに、その人の容姿や
態度、発言内容をじっくり観て、直感で得られるものを重要視すべき
だと思います。
過去の情報は、その上で参考にすべきものでしょう。
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路線便事業を営むO運送のセールスドライバーの皆さんは、顧客への
営業訪問後、必ずハガキのお礼状を出します。
それで、先日は、荷物の発送業務を新規に依頼された顧客から、
「このようなハガキを出すような会社は、きっと品質がよいだろうと
思えたので、発注した」と言われたそうです。
ハガキから視える真摯な態度から、業務への取り組み姿勢までも
測られたのです。
メールやフェイスブックメッセージが、当たり前の連絡手段である今
では、さらにこの手法の効果は高くなったと言えるでしょう。
ただし、いかに効果の高い「手法」と言えども、「仕事が欲しい」と
いう下心だけからでは、長続きしません。
下心を起点とするモチベーションには、永続性はないからです。
私も、弊社入社以来の15年以上、ハガキを出し続けていますので、
そのことは、よくわかります。
ですから、やはりハガキから、業務の品質は視えるのだと思います。
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浜松委托倉庫(本社:静岡県浜松市)の米津出荷センターは、5Sが
徹底され、作業員の皆さんがイキイキ働く、すばらしい現場です。
秩序とモチベーションの両方が保たれています。
本センターを統括する部長、小田久文氏は、ルールを示す際に、必ず
その背景や目的をしっかり伝えます。
これが、高レベルな現場を実現している理由だと思います。
例えば、本センターの畳敷きの休憩室では、休憩時間終了時に、必ず
平机をたたんで壁際に並べて立て掛け、座布団は所定の場所に所定の
枚数を重ねて、片付けなくてはなりません。
小田部長は、このルールの目的を、「毎回しっかり片付けることに
よって、忘れ物を防ぐため」とハッキリ示しています。
こういう理由を、繰り返し伝えることにより、各種ルールが、納得の
上で徹底されています。
船井幸雄は、ただ単に仕事をしたときのやる気(≒効率)を1と
すると、その仕事の目的を理解した上でする場合のやる気は1.6倍に
なると説いています。
米津出荷センターの現場には、この法則が現れています。
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「名選手が名監督ならず」とは、よく言われることです。
例えば、プロ野球の世界でも、川上哲治氏や野村克也氏、落合博満氏
など、一部の例外はいるものの、名選手だった人が必ずしも名監督に
なれるわけではないようです。
これは、プレイとマネジメントの技術は、全く別物だからでしょう。
現在はイタリアサッカー協会の要職を務める、アリゴ・サッキという
指導者がいます。
プロサッカー選手としての経験をもたず、少年サッカーのコーチから
イタリアのトッププロチームの監督まで登りつめ、その後ヨーロッパ
チャンピオンズリーグ連覇という偉業を成し遂げました。
イタリア代表監督としてもワールドカップで準優勝している名将中の
名将です。
ゾーンプレスという、従来にない戦術を生み出しています。
彼は、指導者にプロ選手経験は必須ではないと言い切り、次のような
名言を残しています。
「優れた騎手であるために、馬だった必要があるだろうか?」
管理職登用にあたり、大きな示唆を得られる言葉です。
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