物流ウィークリーヘッドライン
エスビーエス(鎌田正彦社長、東京都墨田区)は16日、東京証券取引所で会見を開き、TOB(公開買付け)によって、東急グループの東急ロジスティック(高橋正守社長、同品川区)を子会社化していくことを発表した。また、これにともない、同グループの日本貨物急送(太田安治社長、横浜市神奈川区)と伊豆貨物急送(大瀧尊社長、同品川区)もエスビーエスの子会社となる予定。TOBに応じる東急側もすでに賛同の意を表明していることから、スムーズに進めば、1か月後には、物流業界に年商1000億円という企業が誕生する。
会見で鎌田社長は、今回の東急ロジスティックの買収について、「(東急ロジは)首都圏に特化した有数の物流企業で、常温物流を中心に幅広い事業を展開している」とした上で、「事業統合することで、大きなシナジー効果が期待できる」と話した。一方の東急ロジスティックの高橋社長も、「運賃単価が下落するなど、厳しい経営環境が続く中で、生き残っていくためにはエスビーエスさんの力が必要だった」と説明した。
「以前からアプローチをしていた」(鎌田社長)というように、エスビーエスは、1年以上前から東急ロジに打診を行ってきた。同社長によると、両社が本格的な話し合いを持ったのは、昨年末から今年初めにかけてで、それ以降、具体的な方法などが詰められ、今回の発表にいたったという。
今回、同社はTOBで株式を取得するが、既に東急ロジの約半分の株式を所有する東京急行電鉄から公開買付けに応募する旨の同意を得ており、51%以上の株式を取得するという方針は、容易に達成できそうだ。鎌田社長は、「51%以上だが、100%もありうる」と示唆しており、100%の場合、株式購入費用は167億円に上るが、同社は全額銀行借り入れでまかなう予定。
公開買付けでは、東急ロジの普通株式の3か月の平均値に約30%の上乗せをした1株593円で、来月14日までの約1か月間に渡って買付けを行う。
現在、東急ロジは東証二部に上場しているが、今回の公開買付けで、株式数の上限を設定していないため、上場廃止となる可能性もある。しかし、鎌田社長は、その影響についてはまったく意に介しておらず、それよりも統合効果の方を期待する。
東急ロジの統合によって大きなシナジー効果が期待できるとする理由について、鎌田社長は、常温物流が得意の東急ロジとチルド物流が得意のフーズレック(前雪印物流)との連携で、「食品においては3温度帯の物流が可能になり、強い会社になる」とする一方、「東急ロジの5万坪超の倉庫を利用したアウトソーシング事業も展開できる」と、効果を具体的に説明する。
また、今回のTOBに絡んで、同社は東急グループの物流企業である日本貨物急送と伊豆貨物急送を傘下におさめる予定で、既に東急電鉄とは契約を締結している。
東急ロジの最近事業年度の売上げは約332億円、日本貨物急送が約55億円、そして伊豆貨物急送が約15億円で、3社合計で400億円に達する。これを傘下に収めることにより、エスビーエスグループの売上高は通期で1000億円を超える見通しで、鎌田社長の掲げる「5年以内に2000億円」の目標にまた一歩近づいたことになる。
※用語説明:TOB…『Take Over Bid』の頭文字を取った略称で、『株式公開買い付け』のこと。企業の経営権取得などを目的に、株の買い取りを希望する人が買い付け期間や、買い取り株数、価格を公表し、不特定多数の株主から買い取る方式」(高田直樹記者)
エスビーエス(鎌田正彦社長、東京都墨田区)は16日、東京証券取引所で会見を開き、TOB(公開買付け)によって、東急グループの東急ロジスティック(高橋正守社長、同品川区)を子会社化していくことを発表した。また、これにともない、同グループの日本貨物急送(太田安治社長、横浜市神奈川区)と伊豆貨物急送(大瀧尊社長、同品川区)もエスビーエスの子会社となる予定。TOBに応じる東急側もすでに賛同の意を表明していることから、スムーズに進めば、1か月後には、物流業界に年商1000億円という企業が誕生する。
会見で鎌田社長は、今回の東急ロジスティックの買収について、「(東急ロジは)首都圏に特化した有数の物流企業で、常温物流を中心に幅広い事業を展開している」とした上で、「事業統合することで、大きなシナジー効果が期待できる」と話した。一方の東急ロジスティックの高橋社長も、「運賃単価が下落するなど、厳しい経営環境が続く中で、生き残っていくためにはエスビーエスさんの力が必要だった」と説明した。
「以前からアプローチをしていた」(鎌田社長)というように、エスビーエスは、1年以上前から東急ロジに打診を行ってきた。同社長によると、両社が本格的な話し合いを持ったのは、昨年末から今年初めにかけてで、それ以降、具体的な方法などが詰められ、今回の発表にいたったという。
今回、同社はTOBで株式を取得するが、既に東急ロジの約半分の株式を所有する東京急行電鉄から公開買付けに応募する旨の同意を得ており、51%以上の株式を取得するという方針は、容易に達成できそうだ。鎌田社長は、「51%以上だが、100%もありうる」と示唆しており、100%の場合、株式購入費用は167億円に上るが、同社は全額銀行借り入れでまかなう予定。
公開買付けでは、東急ロジの普通株式の3か月の平均値に約30%の上乗せをした1株593円で、来月14日までの約1か月間に渡って買付けを行う。
現在、東急ロジは東証二部に上場しているが、今回の公開買付けで、株式数の上限を設定していないため、上場廃止となる可能性もある。しかし、鎌田社長は、その影響についてはまったく意に介しておらず、それよりも統合効果の方を期待する。
東急ロジの統合によって大きなシナジー効果が期待できるとする理由について、鎌田社長は、常温物流が得意の東急ロジとチルド物流が得意のフーズレック(前雪印物流)との連携で、「食品においては3温度帯の物流が可能になり、強い会社になる」とする一方、「東急ロジの5万坪超の倉庫を利用したアウトソーシング事業も展開できる」と、効果を具体的に説明する。
また、今回のTOBに絡んで、同社は東急グループの物流企業である日本貨物急送と伊豆貨物急送を傘下におさめる予定で、既に東急電鉄とは契約を締結している。
東急ロジの最近事業年度の売上げは約332億円、日本貨物急送が約55億円、そして伊豆貨物急送が約15億円で、3社合計で400億円に達する。これを傘下に収めることにより、エスビーエスグループの売上高は通期で1000億円を超える見通しで、鎌田社長の掲げる「5年以内に2000億円」の目標にまた一歩近づいたことになる。
※用語説明:TOB…『Take Over Bid』の頭文字を取った略称で、『株式公開買い付け』のこと。企業の経営権取得などを目的に、株の買い取りを希望する人が買い付け期間や、買い取り株数、価格を公表し、不特定多数の株主から買い取る方式」(高田直樹記者)
エスビーエス(鎌田正彦社長、東京都墨田区)は16日、東京証券取引所で会見を開き、TOB(公開買付け)によって、東急グループの東急ロジスティック(高橋正守社長、同品川区)を子会社化していくことを発表した。また、これにともない、同グループの日本貨物急送(太田安治社長、横浜市神奈川区)と伊豆貨物急送(大瀧尊社長、同品川区)もエスビーエスの子会社となる予定。TOBに応じる東急側もすでに賛同の意を表明していることから、スムーズに進めば、1か月後には、物流業界に年商1000億円という企業が誕生する。
会見で鎌田社長は、今回の東急ロジスティックの買収について、「(東急ロジは)首都圏に特化した有数の物流企業で、常温物流を中心に幅広い事業を展開している」とした上で、「事業統合することで、大きなシナジー効果が期待できる」と話した。一方の東急ロジスティックの高橋社長も、「運賃単価が下落するなど、厳しい経営環境が続く中で、生き残っていくためにはエスビーエスさんの力が必要だった」と説明した。
「以前からアプローチをしていた」(鎌田社長)というように、エスビーエスは、1年以上前から東急ロジに打診を行ってきた。同社長によると、両社が本格的な話し合いを持ったのは、昨年末から今年初めにかけてで、それ以降、具体的な方法などが詰められ、今回の発表にいたったという。
今回、同社はTOBで株式を取得するが、既に東急ロジの約半分の株式を所有する東京急行電鉄から公開買付けに応募する旨の同意を得ており、51%以上の株式を取得するという方針は、容易に達成できそうだ。鎌田社長は、「51%以上だが、100%もありうる」と示唆しており、100%の場合、株式購入費用は167億円に上るが、同社は全額銀行借り入れでまかなう予定。
公開買付けでは、東急ロジの普通株式の3か月の平均値に約30%の上乗せをした1株593円で、来月14日までの約1か月間に渡って買付けを行う。
現在、東急ロジは東証二部に上場しているが、今回の公開買付けで、株式数の上限を設定していないため、上場廃止となる可能性もある。しかし、鎌田社長は、その影響についてはまったく意に介しておらず、それよりも統合効果の方を期待する。
東急ロジの統合によって大きなシナジー効果が期待できるとする理由について、鎌田社長は、常温物流が得意の東急ロジとチルド物流が得意のフーズレック(前雪印物流)との連携で、「食品においては3温度帯の物流が可能になり、強い会社になる」とする一方、「東急ロジの5万坪超の倉庫を利用したアウトソーシング事業も展開できる」と、効果を具体的に説明する。
また、今回のTOBに絡んで、同社は東急グループの物流企業である日本貨物急送と伊豆貨物急送を傘下におさめる予定で、既に東急電鉄とは契約を締結している。
東急ロジの最近事業年度の売上げは約332億円、日本貨物急送が約55億円、そして伊豆貨物急送が約15億円で、3社合計で400億円に達する。これを傘下に収めることにより、エスビーエスグループの売上高は通期で1000億円を超える見通しで、鎌田社長の掲げる「5年以内に2000億円」の目標にまた一歩近づいたことになる。
※用語説明:TOB…『Take Over Bid』の頭文字を取った略称で、『株式公開買い付け』のこと。企業の経営権取得などを目的に、株の買い取りを希望する人が買い付け期間や、買い取り株数、価格を公表し、不特定多数の株主から買い取る方式」(高田直樹記者)
エスビーエス(鎌田正彦社長、東京都墨田区)は16日、東京証券取引所で会見を開き、TOB(公開買付け)によって、東急グループの東急ロジスティック(高橋正守社長、同品川区)を子会社化していくことを発表した。また、これにともない、同グループの日本貨物急送(太田安治社長、横浜市神奈川区)と伊豆貨物急送(大瀧尊社長、同品川区)もエスビーエスの子会社となる予定。TOBに応じる東急側もすでに賛同の意を表明していることから、スムーズに進めば、1か月後には、物流業界に年商1000億円という企業が誕生する。
会見で鎌田社長は、今回の東急ロジスティックの買収について、「(東急ロジは)首都圏に特化した有数の物流企業で、常温物流を中心に幅広い事業を展開している」とした上で、「事業統合することで、大きなシナジー効果が期待できる」と話した。一方の東急ロジスティックの高橋社長も、「運賃単価が下落するなど、厳しい経営環境が続く中で、生き残っていくためにはエスビーエスさんの力が必要だった」と説明した。
「以前からアプローチをしていた」(鎌田社長)というように、エスビーエスは、1年以上前から東急ロジに打診を行ってきた。同社長によると、両社が本格的な話し合いを持ったのは、昨年末から今年初めにかけてで、それ以降、具体的な方法などが詰められ、今回の発表にいたったという。
今回、同社はTOBで株式を取得するが、既に東急ロジの約半分の株式を所有する東京急行電鉄から公開買付けに応募する旨の同意を得ており、51%以上の株式を取得するという方針は、容易に達成できそうだ。鎌田社長は、「51%以上だが、100%もありうる」と示唆しており、100%の場合、株式購入費用は167億円に上るが、同社は全額銀行借り入れでまかなう予定。
公開買付けでは、東急ロジの普通株式の3か月の平均値に約30%の上乗せをした1株593円で、来月14日までの約1か月間に渡って買付けを行う。
現在、東急ロジは東証二部に上場しているが、今回の公開買付けで、株式数の上限を設定していないため、上場廃止となる可能性もある。しかし、鎌田社長は、その影響についてはまったく意に介しておらず、それよりも統合効果の方を期待する。
東急ロジの統合によって大きなシナジー効果が期待できるとする理由について、鎌田社長は、常温物流が得意の東急ロジとチルド物流が得意のフーズレック(前雪印物流)との連携で、「食品においては3温度帯の物流が可能になり、強い会社になる」とする一方、「東急ロジの5万坪超の倉庫を利用したアウトソーシング事業も展開できる」と、効果を具体的に説明する。
また、今回のTOBに絡んで、同社は東急グループの物流企業である日本貨物急送と伊豆貨物急送を傘下におさめる予定で、既に東急電鉄とは契約を締結している。
東急ロジの最近事業年度の売上げは約332億円、日本貨物急送が約55億円、そして伊豆貨物急送が約15億円で、3社合計で400億円に達する。これを傘下に収めることにより、エスビーエスグループの売上高は通期で1000億円を超える見通しで、鎌田社長の掲げる「5年以内に2000億円」の目標にまた一歩近づいたことになる。
※用語説明:TOB…『Take Over Bid』の頭文字を取った略称で、『株式公開買い付け』のこと。企業の経営権取得などを目的に、株の買い取りを希望する人が買い付け期間や、買い取り株数、価格を公表し、不特定多数の株主から買い取る方式」(高田直樹記者)